「幻想的小曲集」原曲紹介 3. ヴォーン・ウィリアムズ/ロマンツァ

原曲は超有名チューバ協奏曲の第2楽章です。作曲者本人によってファゴットやチェロでも演奏できるパート譜がついています。最低音がHまで行くフレーズはオクターブ上げるように指示してあります。でもホルンの下吹きにとっては守備範囲なので、チューバの楽譜をそのまま吹きました。

僕がリスナーとして編曲ものの演奏を聴くとき、元の楽器で演奏するときと、編曲して演奏する楽器とで、テンションがかかる位置がズレるのがすごく気になります。例えばヴァイオリンでは何でもないフレーズなのに、サックスで吹くとすごく超絶技巧の高音になってるとか。この曲はホルンにとっては中低音ですが、上の音域はチューバの高音のテンションであることを常にイメージしてました。

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人生50年

この1年、周りに「人生50年。あとは人生のボーナストラック」と言い回ってます。いつ音楽業界から離れてもいいように、音楽家としての最初で最後の証としてCDも作ったことだし(全然売れないんですけど!!!笑)個人的には充分いい思いをさせてもらったので、明日からの残りの人生が全く音楽と関係ない仕事になったとしても全然残念じゃないし、ここまでの人生は感謝しかありません。もっとも「音楽を愛する人たちのサポーター」は人生の目標なので、環境が変わってもそれが揺らぐことはないですが。

とにかく世の中の変化のスピードはどんどん加速していて、3年後の未来は全然予測できなくて、それよりも早いスピードで自分が先手を打って変化していく方が面白いんじゃないか、と思ったりしています。僕はいまだかつて10年以上同じ仕事をしたことがありません。あと15年ぐらいは働くとすると、何もアクションを起こさなくても、あと1回か2回は仕事を変わることになるだろうと予測しています。だったら自分の意志で次の一手を打つのもアリなのかなと。そんなことを言いながら、もうしばらくはこのままかもしれないけど。なんて予防線も張っておきつつ。

「幻想的小曲集」原曲紹介 2. 八木澤教司/陽のあたる庭

原曲はバリトンサックスですが、クラリネットやファゴット、ユーフォニアムなどで演奏できるパート譜がついてます。ホルンはなかったのでバリトンの譜面からパート譜を作りました。ホルンにとっては高くもなく低くもなく、ちょうどいい音域でした。

本当は何気ない日常を切り取った穏やかな曲なのかなという気もしてるけど、僕は前後にあるはずの日常を無視して、この1曲の中で完結したドラマを作るために、多少デフォルメした解釈で作りました。でも奇をてらったつもりはなくて、あれはあれで自然の景色なのかなと思っています。ただ、レコーディング初日の最初に録った曲なので、演奏に力が入りすぎて空回りしてしまいました。バリトンサックスのこの優しさをホルンでももっと出せたらよかったなぁ。

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