2人がやりたかったことがいよいよ形になります【カルテ】

いよいよ9日に始まるカルテですが、この舞台はソプラノの森田万柚子さんとの共同プロダクションです。占いの館というシチュエーションは、もともと森田さんが温めていたアイデアなのです。というわけで、主宰の僕と森田さん(とピアノの山本裕美子さん)は3日間とも出演します。

森田さんとは毎日のようにLINEで色んなやり取りをしていて、公演名を決めるところから、全て2人でアイデアを出し合って考えてきました。公演名がカルテになるまでにいくつも候補があったし(マダムナギラのなんとかっていうのもありました…笑)、オペラではなくて歌曲の場合は登場人物を創作しないといけないので、どういう人が何を占ってほしいのか考えたり、それを元に作ったストーリーが1つできるごとにLINEに送って、2人で盛り上がりながら進めてきました。

今日はプログラムに載せる文章を考えていました。冒頭のあいさつ文は森田さんが書いてくれたんですが、彼女は「歌い手がどういう状況、心情で歌っているのか伝わりやすいコンサートをしたい」と思っていたということを、そのあいさつ文を読んで初めて知り、僕がやっていたことは間違ってなかったんだと安心しました。普通のオペラアリアのコンサートではあり得ないぐらい、曲の長さと同じぐらいの時間を使ってすごく丁寧に状況を説明しているので、各キャラクターにしっかり感情移入してもらえるんじゃないかと思います(イドメネオのイリアさんはむちゃくちゃ重いです…笑)

そんなカルテはいよいよ9日からです!今日だけで何人もの方からご予約をいただき、ひとつ通知がくるたびに本当に嬉しくなります。当日ふらっと来ていただいても構いません。僕はいまだにちゃんと台詞が覚えられなくて、いかにして台本を見ながら演じるかという方向にシフトしつつあります。。。

余談:2ヶ月ぐらい前にamazonで注文していた水晶玉(っぽい何か)は、中国から配送される予定だったらしいんですが、横浜に到着しましたという連絡以降、全く何の動きもなく、何度か問い合わせた末、商品未着で返金ということになりました。ヤレヤレ。