【クラウドファンディング20日目】現実のレベルはこんな感じです

毎日ここで理想ばっかり語ってるから、クオリティに対するハードルがすごく上がってるような気がしなくもありません。ちょっと現実に戻しておくために、昨年の弾き合い会で演奏したダンツィのホルンソナタの練習音源を置いておきます(静止画です)。初合わせのときのなので方向性が固まってない緩い演奏なのに加えて、ホルン奏者にとっては平易な音域の平易なメロディーなのに、たった30秒もミスなく吹けないのが現実なのでした。さて、こんな現実が現代のテクノロジーでどこまでそれっぽくなるでしょうか、というレベルの話です。

ちなみにこのダンツィのソナタですが、モーツァルトのヴァイオリンソナタがもともと「ヴァイオリン伴奏つきのピアノソナタ」なのと同じように、音楽的にはホルンよりもピアノの方に主導権がある曲です。スタミナがない僕には音域もちょうどよく、いつか演奏してみたい曲として、学生の頃からずっと温めていたレパートリーでした(引き受けてくれた千絵さんありがとう!)。この曲は今回のレコーディングには入れていないのですが、こういうカッチリしたソナタ形式の曲も、じっくり勉強してみたいなと思います。僕はバロックとか古典派の曲がどうも苦手で、どういう風に表現していいかわからないのです。という話は長くなるので、またいつか。