コーヒーの味を知ってもらいたいなら、コーヒーを飲んでもらわないと

昔、ある音楽家がこんな発言をしていてすごく納得したことがあります。(うろ覚えなので正しくないかもしれません)

「コーヒーの味を知ってもらいたいなら、コーヒー牛乳を出しても意味がない。コーヒーを飲んでもらわないと」

僕はその意味をずっと心に留めていました。今年は「カルテ」に関わらせてもらって本当に幸せでした。森田さんのアイデアに僕が食いついて、完全に便乗させてもらった形ですが、コーヒーを知らない人にコーヒーを出して、コーヒーとして楽しんでもらうという理想が、ようやく具体的なものとして見えてきました。

僕にとって「カルテ」があまりにもよくできているので、なかなか次の一手が見えないですが、いくつかぼんやりとしたアイデアはあります。何かしらの思いを持っている人と、お互いの思いが共有できる部分を探しながらアイデアを一緒に考えたいので、来年はぜひ沢山の人とお話ししたいです。

いつか「カルテ」を常設の舞台にするのが夢ですが、カルテ単独ではなくて、他にもいくつか企画を作っておいて、日替わり・週替りでどれかを毎日上演しているという場所を作れたらいいだろうなぁ…とぼんやり思ってます。31日までにあと少し更新すると思いますが、ひとまず来年もよろしくお願いします!(その1)