携帯ショップのような存在でありたい

関西の各音大で卒業式が行われてますね。これから音楽家としての道を進む人もいれば、社会人として音楽と付き合っていく人もいます。学生のときに縁あって関わることができた人たちのことは、これからもずっと応援していきたいと思っています。そこで、自分の体験談として好きな話を記しておきます。

僕は世の中に携帯電話が普及してからもしらばく持ってなくて、仕事の関係でいよいよ携帯電話を買うことになったとき、どこで買えばいいんだろうと思って調べました。で、docomoショップとかauショップとかに行けばいいってわかって、次にそのショップはどこにあるんだろうって思って調べました。そしたら何と、僕が普段からよく行き来しているルートのあちこちに携帯ショップがあることがわかりました。ああ、ここにもあったんだ!とか、言われてみたらあそこにauってでっかい看板出てるよなぁ!とか。

人は(というか生物は皆そうかもしれないですが)自分が必要になったとき、その情報を求めてアンテナが広がります。逆に言えば、周りにどんなにたくさんあっても、どんなに大きくアピールされていても、自分に必要ない限りそれには気づきません。

僕は「音楽を愛する人たちのサポーター」ですが、いつでもべったり側にいたいわけじゃないです。誰かが必要だと思ったとき、広げたアンテナの先に僕がいればいいのです。それまで僕はこの場所で、いざとというときに役に立てるように自分を磨き続けています。