「幻想的小曲集」原曲紹介 3. ヴォーン・ウィリアムズ/ロマンツァ

原曲は超有名チューバ協奏曲の第2楽章です。作曲者本人によってファゴットやチェロでも演奏できるパート譜がついています。最低音がHまで行くフレーズはオクターブ上げるように指示してあります。でもホルンの下吹きにとっては守備範囲なので、チューバの楽譜をそのまま吹きました。

僕がリスナーとして編曲ものの演奏を聴くとき、元の楽器で演奏するときと、編曲して演奏する楽器とで、テンションがかかる位置がズレるのがすごく気になります。例えばヴァイオリンでは何でもないフレーズなのに、サックスで吹くとすごく超絶技巧の高音になってるとか。この曲はホルンにとっては中低音ですが、上の音域はチューバの高音のテンションであることを常にイメージしてました。

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