若すぎる訃報を聞くたびに、緩やかに老いていける人はラッキーなんじゃないかと思います。死ぬまでいかなくても、スポーツ選手とかで大きな怪我が引退のきっかけになった人もそうです。そのときは突然やってくると思っておいたほうがいい。
健康で動けるうちに、生きている証を残したいと考えたとき、僕はやっぱり何かしらの形にして残したいと思います。演奏するなら録音して残したい。舞台でしゃべるなら文字にして残したい。
3ヶ月に1度のペースで、シンガーソングライターの吉川MANAさんのデモ音源の作成のお手伝いをしています。練習スタジオに2時間入って毎回2曲、歌とギターを別録りして編集します。MANAさんの今を残したい、ファンの方に喜んでもらいたいという気持ちから始めたことだけど、多分これも、僕の生きている証を残す作業でもあるんだと思います。
これを承認欲求と呼ぶのかどうか、自分ではよくわかりません。