キュレーターになりたい

僕の憧れの仕事のひとつなんですが、「キュレーターになりたい」と思ってます。最近だと、まとめサイトのことをキュレーション・サイト(メディア)と言ったりしますね。美術館とかだと展示の企画を考えたりする人がキュレーターさんですね。作品や情報を集めて再構築することによって、単品では味わえなかった新しい価値を提示するのがキュレーションです。

ひとつのアイデアですが、コンサート情報を使ったキュレーションができたりしないかなぁって思ってるんです。Facebookでは数年前から、行けないコンサート情報は積極的にシェアしましょうみたいな風潮があるけど、既に飽和状態だから単にシェアしただけだとスルーされちゃうし、自ら進んでやろうとは思えないんですよね。でもみんなのコンサートは応援したい。何かもっとスマートなやり方はないのかなぁって、ずーっと考えています。

たとえば極端な例ですけど、子育てで演奏活動をセーブしていた音楽家が久々に開催するリサイタル、みたいなチラシをいくつか集めてまとめたら、凄みが出ると思いません?きっと全てのチラシをすごく真剣に見ると思うんですよね。まあ、実際にそんな上手いこと同じようなコンサートが重なることはないと思いますが、そういう新しい価値を生むようなくくり方を考えてみたいんですよね。

あともうひとつ、キュレーションに憧れる別の理由。僕自身が、音楽家に対して大きなサポートをする力はないけれど、そんな力を持った人たちの情報を探し集めて、教えてあげることならできるかもしれない、と考えているからです。このことならあの人に聞いたらいいよ、そのことで悩んでるならこのサイトを見てごらんって。新しい価値を生むという活動とはちょっと違うけど。自分にできないことは人にやってもらう。なれない人にはならない。黒子気質の人間にできることをじっくり考える時間がほしいな。