「コーヒー牛乳」発言の元の記事が見つかりました!発言されていたのは、ピアニストの斎藤雅広さんでした。斉藤さんは昔、NHKのEテレでやってた「トゥトゥアンサンブル」という子供向け音楽番組に「キーボーズ」という役で出演されていました。「コーヒー牛乳では意味がない」とはおっしゃってませんね。訂正させていただきますm(__)m
今ここにコーヒーがあるとします、そして、僕が「コーヒーを皆さんと味わいましょう」と呼びかけます。でもコーヒーは苦くてまずいと思われると困るので、とりあえず“コーヒー牛乳”を用意しておく。つまり、今やっている子供向けのコンサートは、コーヒーはどこの国で生まれたもので、どんな豆からできているとか、そんなことを散々説明しておいてから“コーヒー牛乳”を飲ませるようなもんです。
僕の場合はコーヒーが苦いことや、コーヒー豆の種類にもいろいろあるということにざっと触れて、とにかく本物の良いコーヒーを出す。僕が「苦いけれど飲んでみましょう」といっても、みんなは「苦いから飲みたくないな」というでしょう。実際に飲んでみて「ああ苦い」でもいいんです。本物のコーヒーを飲むことで本物の味がわかるのですから。でも、みんなが苦いと感じるだけでなく、中には苦いけれど、いい香りだとか、おいしい味がする、と思ってくれる人がいるはずです。そうなれば、これはもう儲けものですね。クラシック音楽を分からせるというコンサートではなく、将来的に本当のクラシック・ファンを生み出すようなコンサートがしたいんです。