大阪音大の新しいプロダクション

今号の大阪音大の広報誌「MUSE」の特集「音楽の伝え方。」が面白かった。そして、ミュージッククリエーション専攻の渡邊さんとミュージックコミュニケーション専攻の久保田さんの対談記事で、4月に学内に新しいプロダクションが設立されたことを知った。

これってまさに、かつて大阪音大専属の音楽事務所を作る計画で設立された「株式会社テスタ」がやりたかったことそのもの。あの当時は、ちゃんと計画を理解していた人がほとんどいなくて、学内の既存部署との調整や統率もしっかり取れないままスタートして、ほぼ素人に近い僕がひとりで試行錯誤しながらコソコソやってたから、理事会に対して有益であると判断してもらえる活動が何もできなかった。活動開始から実質半年でジャッジされてしまい、絶対的に時間が足りなかったというのもあるけど。

テスタにいた2年間の経験や人脈がなかったら今の僕は絶対にないと断言できるし、僕自身のキャリアにはすごく大きな経験だったけど、大学に対してその意義を示し残せなかったというのが心残りだった。今ようやくその環境が整ったんだと思うと嬉しい。