ふたりの結論【カルテ】

これから1ヶ月、また「カルテ」の宣伝をしていきます。共同主宰者の森田さんと打ち合わせをしたとき、何回検証しても「カルテは絶対面白い!」という結論にしかなりませんでした(笑)。占い師が、オペラアリアの前後のストーリーを丁寧に説明しれくれる「カルテ」、面白いんですよ。。。

Vol.2のチラシが完成しました【カルテ】

こんにちは。カルテの占い師、通称「センセイ」です。作者からまだ名前がつけられていなくて、ただ「センセイ」とだけ呼ばれているけれど、前回の公演では「センセイ」と呼びかけられる場面もなかったから、実質名無しの私です。今はオネエ系というキャラ設定すらブレている私です。

12/15、16に上演する「カルテ No.2」のチラシが完成しました。前回シンボルマーク的に使われた球形のデザインを踏襲しつつも、新しい雰囲気になって喜んでいます。今回はあらかじめ曲目をチラシに全て載せているので、それぞれどんなストーリーになっているか想像しながら楽しみにしていてください。詳しい紹介はまたあらためて。

【カルテ】現在構成を悶々と考え中

こんにちは「カルテ」です。皆様スケジュールのチェックはお済みでしょうか?今回もオペラを知らない人にも楽しんでもらえるステージになる予定です。(が、まだ進行台本が一文字も書けていませんすみませんすみません!)

「カルテ」は芝居仕立てのステージですが、あくまで曲を聴いていただくための舞台です。自分たちで決めた枠組みのせいで、自分たちが歌いたい曲が歌えないのは本末転倒だと思っています。なので「カルテ」は、それぞれがやりたい曲を持ち寄って、それを並べたものを眺めながら全体の構成を考えます。僕は頭の中である程度の構成が決まるまでは書き始めない人なので、ひたすら曲目を眺めながら悶々と考えます。もんもんもんもん。

(みんな好き勝手な曲持ってきやがって、とは思っていません)
(占いの館でこの場面を再現するの無理があるでしょ、とは思っていません)
(この人たち悩みとかないし占いに来る必要ないやん、とは思っていません)
(何でまた今回も同じ登場人物が2回出てくんねん、しかも時系列が逆やん、とは思っていません)

もんもんもんもん。

今回もオペラを知らない人にも楽しんでもらえるステージになる、、、、、、、、、予定です。

新感覚クラシックコンサート
『カルテ~占いに来るそれぞれの事情』No.2
12/15(金) 19:00
12/16(土) 14:00 /18:00
アートスペースHase
入場料1,500円(当日2,000円)

【出演】森田万柚子、山崎麻子(ソプラノ)、奥本凱哉(テノール)、山本裕美子、藤原麻里菜、鶴岡空輝(ピアノ)、柳楽正人(占い師)

☆オペラの知識が全くなかったのですが、すごく感動しました
☆色んなお話のいいとこ取りみたいで、すごく楽しかった
☆占い師とのかけあいで、歌の意味が良く理解できた
☆クラシックオペラへの導入に効果的な試み
☆知っているオペラは、なるほどなるほどと面白かったですし、知らないオペラは見てみたいなと思いました
☆クラシックの堅苦しさがなくて楽しかった
☆コンサートでなくオペラでなく、親しみやすいなと思いました
☆「良いものを伝えやすく」という試み、すごく良かったです!
☆一般的なオペラよりも手軽に楽しめていい感じ
☆素晴らしい演出、歌声に感動しました
☆占い師がとても魅力的で、この物語を引き立てていました
☆衣装がそれぞれ良いと思いました
☆思った以上に聴きごたえがあり良かったです
☆演奏の素晴らしさ! とても良かった

「カルテ」No.2

ちょうど2ヶ月前になったので本格的に告知していきます。「カルテ」が京都にやってきます!前回は3日間に分かれて出演したメンバー全員が集まって、よりボリュームアップしてお届けします。チラシが完成したらまたご案内しますが、すでに予約は各出演者で受け付けてます!

新感覚クラシックコンサート
『カルテ~占いに来るそれぞれの事情』No.2
12/15(金) 19:00
12/16(土) 14:00 /18:00
アートスペースHase
入場料1,500円(当日2,000円)

【出演】森田万柚子、山崎麻子(ソプラノ)、奥本凱哉(テノール)、山本裕美子、藤原麻里菜、鶴岡空輝(ピアノ)、柳楽正人(占い師)

【前回のアンケートより】
☆オペラの知識が全くなかったのですが、すごく感動しました
☆色んなお話のいいとこ取りみたいで、すごく楽しかった
☆占い師とのかけあいで、歌の意味が良く理解できた
☆クラシックオペラへの導入に効果的な試み
☆知っているオペラは、なるほどなるほどと面白かったですし、知らないオペラは見てみたいなと思いました
☆クラシックの堅苦しさがなくて楽しかった
☆コンサートでなくオペラでなく、親しみやすいなと思いました
☆「良いものを伝えやすく」という試み、すごく良かったです!
☆一般的なオペラよりも手軽に楽しめていい感じ
☆素晴らしい演出、歌声に感動しました
☆占い師がとても魅力的で、この物語を引き立てていました
☆衣装がそれぞれ良いと思いました
☆思った以上に聴きごたえがあり良かったです
☆演奏の素晴らしさ! とても良かった
…などなど

カルテ終演【カルテ】

「0と1との差は無限大」と言われます。何もないところから何かを産み出すことは、とても尊い行為だと思います。今それを実感しています。

カルテの3日間が終わりました。会場に足をお運びいただいた皆様、ありがとうございました。知り合いが出ているからという動機で来ていただいた方にも、ストーリー全体を楽しんでいただけたという手応えを感じました。気にかけていただいた方々、ありがとうございました。来られないことを本気で残念がってくださる気持ちが、とてもありがたかったです。出演者の皆様、ありがとうございました。色んな意味で前例がない妄想を、素敵に形にしてくれて感謝しています。そして、共同主宰者の森田さん。僕にとっての大切な一歩を踏み出せたのは、森田さんのおかげです。本当にありがとうございました。

もともと、カルテの出発点となっている考え方は、「どんな状況でどんな気持ちの歌を歌っているのか、クラシックに詳しくないお客様にも理解していただけるように説明する」ということです。どうすればオペラアリアを感情移入して楽しんでもらえるか、ということを考えて、芝居の部分を作っていきました。逆に言えば、曲の状況がちゃんと伝わる方法であれば、芝居仕立てである必要はありません。終演後の反省会でも、そのことは話題になりました。例えば、プログラムにストーリーが全て説明してあればいいのではないかとか。でもプログラムを読む派と読まない派で見解がわかれていましたが。個人的には、プログラムや歌詞がなくても、ステージを見ているだけで歌の心情を理解してもらえるのが理想なので、芝居にするのが最善の方法だと考えていました。とはいえ僕の脚本や演技は、現時点では高校の文化祭レベルだということは重々自覚しております。今はあえて「どこを取っても伸びしろしかない」と言わせてください。カルテは今後も、演劇ではなくあくまでコンサートという枠組みにしたいと思ってるので、演劇とはまた違った芝居として、ガラパゴス的に成長していくことを自分自身でも期待しています。

舞台そのものとしては、3日間を通して「本物のオペラを見に行きたくなった」という感想をたくさんいただけたのが、とても嬉しかったし励みになりました。僕は常々、自分はクラシック音楽界の大きなピラミッドの中にいる一員だという意識を持っています。自分が新しい企画を考えるときには、どんな形でもいいからクラシック界のどこかに繋がっているようなものになるといいなと思っています。今回のカルテは、カルテだけで完結するステージではなく、その先のオペラや超一流歌手のコンサートへと繋がっていく階段になれるという可能性をとても強く感じました。

カルテがクラシック界の階段になるために、芝居の部分を作っているときには「オペラのストーリーは壊さない」ということを心がけていました。オペラの登場人物が占いの館に行くことによって、オペラのあらすじが変わってしまわないように気を遣いました。実際のオペラを見に行ったときに「あれ?話が違う??」と思われるのは困るのです。例えば「魔笛」に出てくるタミーノが、夜の女王の娘の絵姿を見て一目惚れするアリア「なんと美しい絵姿」の場合、本来そのアリアが歌われるシーンは、前後の展開がひと続きになっているので、その間にタミーノが占いの館に行くことはできません。だから、タミーノはそのアリアを歌ったあとで占いの館に行き、占い師の前で、娘の絵姿を見て一目惚れしたときの様子を回想する、という展開にしました。もちろん、やり方にはまだまだ改善の余地がありますが、ストーリーを壊さないという原則は守れたと思います。

集客に関しては反省しかありません。もっとも今回は、どんな舞台なのかほとんどわからないままでの宣伝だったので、出演メンバーもイマイチ押せなかったというのはあったのかもしれません。次回からは自信を持って「面白いから来てよ!」と言えると思います。今はまだ「知り合いに声をかける/知り合いが出てるから行く」という既存の集客スタイルですが、いつか「カルテって面白いらしいから行ってみようよ」という人たちが出てくることを夢見ています。ちなみに、僕が好きなエピソードに「AKBの旗揚げ公演の一般来場者は7人だった」というのがあります。これを密かに心の支えにして、これからも頑張っていきます。

最後にひとつ。僕が考えているカルテの理想の姿は「LOHAS」です。ひところ流行った言葉ですよね、ロハス。「健康で持続可能な生活様式」と訳されます。今回の舞台を終えて、みんなからアイデアがどんどん湧き出てきました。どれも面白そうだし、いつかやってみたいものばかりなんですが、まずはどんなに小さくてもいいから、今回のような規模の舞台をベースに、無理のないやり方で継続していける方法を探っていきたいと思います。次回公演は12月を目指して計画中です。そのときにまたお目にかかりましょう。